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バックオフィス共通

バックオフィス外注(BPO)完全ガイド|何から始めるかわからない担当者が、最初の一歩を踏み出すために

経費精算・給与計算・請求業務の属人化に悩む担当者へ、バックオフィスBPOの始め方を解説。外注できる業務、費用相場、失敗しない選び方、スモールスタートの進め方まで、最初の一歩を踏み出せる完全ガイドです。

バックオフィス全体の管理を担う担当者であれば、一度は「外注やBPOに興味はあるが、何から始めれば良いのかわからない」という感覚に陥ったことがあるのではないでしょうか?

経費精算の承認が滞る、給与計算の確認に毎月丸1日かかる、請求書の発行を誰かが休むたびにフローが止まるなど、個別の問題はわかっていても、改善フローがわからず時間だけが進んでしまうのは、企業にとって良い状態とは言えません。

近年、バックオフィスの課題を解決する手段として注目されているのがBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)、つまりバックオフィス業務の外注化です。

BPOとは、自社の業務を一部〜全部専門の外部事業者に委託する仕組みのことを指します。

単なる「人手の外部調達」ではなく、業務設計ごと移管できることが、バックオフィスBPOの大きな特徴です。

本記事では、「外注化すべき業務の選び方」から「マニュアルがない状態からの進め方」「パートナー選定のコツ」まで、実務担当者が今日から動ける情報を順序立てて解説します。

抽象論ではなく、現場で起きている具体的な課題に応えることを最優先にしました。

ぜひ最後まで読んで、最初の一歩を踏み出すヒントにしてください。

※この記事は株式会社Crowd Mooveが作成しており、自社サービスが含まれます


執筆者

信濃拓実|株式会社Crowd Moove 代表取締役 累計100社以上・5万時間超のバックオフィス支援実績を持つBPO事業の責任者。業務代行にとどまらず、業務フロー改善・AI活用サポートまでを一貫して提供している。

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監修者

小峰正仁|株式会社ブルーム 代表取締役(元 株式会社メンバーズ 取締役CFO) バックオフィス部門の責任者として、未上場ベンチャーから東証一部上場企業への成長を22年間牽引。現在はベンチャー企業のバックオフィス戦略アドバイザーを務める。

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BPO・外注・アウトソーシングの違いをわかりやすく解説

BPO・外注・アウトソーシングの違いをわかりやすく解説

項目

外注

アウトソーシング

BPO

委託範囲

業務の一部(単発含む)

特定業務を継続委託

業務プロセス全体

主な目的

作業負荷の軽減

業務効率化・人件費削減

業務改善・経営戦略の実現

契約期間

単発〜短期が多い

中〜長期

長期(半年〜数年)

改善提案の有無

基本的になし

限定的

積極的に行う

代表例

データ入力代行

記帳代行・給与計算

経理・人事プロセス全体の委託

バックオフィスの課題が「特定業務の負荷軽減」であればアウトソーシングで十分ですが、「属人化の解消」「業務フローそのものの改善」まで視野に入れるならBPOがおすすめです。

自社の課題がどのレベルにあるかを見極めることが、最適な手段選択の第一歩となります。

導入を検討する段階で「BPO」「外注」「アウトソーシング」の概念を整理しておかないと、業者選定や契約形態の判断を誤るリスクがあるためです。

外注・アウトソーシング・BPOそれぞれの違いを整理し、自社に合った選択肢を見極める土台を作りましょう。

外注とは|業務の一部を外部に依頼する広義の概念

外注(外部委託)とは、自社の業務の一部を外部の事業者や個人に依頼することを指す、最も広い概念です。

たとえば、製造業が部品の生産を外部工場に委託する場合や、Web制作を外部のデザイナーに発注する場合も「外注」に含まれます。

特にバックオフィスでは、単発の記帳代行や給与計算の一時的な依頼など、スポット的・部分的な委託を指すケースが多いです。

アウトソーシングとは|特定業務を切り出して委託する仕組み

アウトソーシングは外注の一種に位置づけられますが、継続的かつ特定の業務単位で外部に委託する点が特徴です。

外注が単発的な依頼も含むのに対し、アウトソーシングは多くの場合「経理の記帳業務を月次で委託する」「給与計算を毎月任せる」といった形で業務を切り出して継続的に任せる契約形態を指します。

社内で発生する定型業務のうち、切り出しやすい部分を抜き出して外部化するイメージです。

BPOとは|業務プロセスごと委託する戦略的な手法

BPO(Business Process Outsourcing)は、アウトソーシングのさらに発展した形で、業務プロセス全体を企画・設計から運用・改善まで一括して外部に委託する仕組みを指します。

単なる作業代行ではなく、業務フローの見直し・標準化・改善提案までを含めて委託するため、経営戦略に近い位置づけで導入されます。

例えば「経理業務を一部委託する」のがアウトソーシングであるのに対し、「経理プロセス全体を設計・運用・改善まで丸ごと任せる」のがBPOです。


バックオフィス外注で委託できる業務一覧【部門別】

バックオフィス外注で委託できる業務一覧【部門別】

バックオフィス外注で委託できる業務は、主に経理・人事労務・総務・法務の4部門に分類できます。

委託可能な業務を部門別に整理しておくことで、自社の課題がどこに集中しているかを把握でき、優先的に委託すべき業務の判断もスムーズになるでしょう。

以下では、バックオフィス外注で一般的に委託可能な業務を部門ごとに紹介します。

経理・財務部門で委託できる業務

経理・財務は、バックオフィス外注の中でも最も委託事例が多い領域です。

定型業務の割合が高く、ルールが法令や会計基準で定められているため、外部化しやすいことが理由として挙げられます。

業務カテゴリ

具体的な業務内容

日次業務

記帳代行、仕訳入力、経費精算の確認、領収書整理

月次業務

請求書発行・送付、入金照合、支払処理、月次決算補助

年次業務

年次決算補助、税務申告書類の準備、税理士対応

その他

売掛金・買掛金管理、資金繰り表の作成補助

ただし、税務申告や最終的な決算判断など専門資格を要する業務は、税理士との連携が必要になる点に注意してください。

人事・労務部門で委託できる業務

人事・労務は、法改正の頻度が高く専門知識が求められる領域のため、外部の専門家に任せることでミスや法令違反のリスクを減らせます。

業務カテゴリ

具体的な業務内容

勤怠・給与

勤怠管理、給与計算、賞与計算、給与明細の発行

社会保険・税務

社会保険手続き、労働保険手続き、年末調整、住民税処理

入退社

入社手続き、退職手続き、雇用契約書の作成補助

採用関連

求人票作成、応募者対応、面接日程調整

社会保険や労働保険の手続きは社労士の独占業務が含まれるため、社労士資格を持つパートナーとの連携体制が整っている委託先を選ぶのが望ましいでしょう。

総務部門で委託できる業務

総務は業務範囲が広いため、社内の「何でも屋」になりやすい部門です。

だからこそ、切り出せる業務を見極めて委託することで、担当者の負担が大きく軽減されます。

業務カテゴリ

具体的な業務内容

庶務

備品発注・管理、郵便物対応、電話一次対応

社内イベント

社内イベントの企画・運営補助、会議室予約

契約・資産管理

契約書の管理・保管、固定資産管理、設備点検の手配

書類作成

社内通達の作成、議事録作成、各種資料の整備

法務部門で委託できる業務

法務は細かな判断を伴う専門業務が多いため全面的な外注化には向きませんが、定型的な事務作業は切り出して委託できます。

業務カテゴリ

具体的な業務内容

契約書関連

契約書のテンプレート管理、製本・押印手配、保管

文書整理

各種書類のファイリング、電子化、データ入力

リーガルチェック補助

弁護士への相談内容の整理、関連資料の収集

最終的な契約内容のレビューや法的判断は弁護士や社内の法務責任者が担う前提で、事務作業部分を切り出すのが現実的です。

部門横断で委託できる業務

部門をまたぐバックオフィス業務も、外注化の有力な候補です。

特にデータ入力や資料作成など、担当者が空き時間に対応している業務ほど、実は大きな工数を消費しています。

  • データ入力・データ整備
  • 各種リサーチ業務
  • 資料作成(Word・Excel・PowerPoint)
  • 議事録作成
  • 問い合わせ一次対応

上記のような業務はオンラインアシスタント型のサービスでも柔軟に対応してもらえるケースが多いため、外注の入口として使いやすい領域です。


バックオフィス外注で対応すべき主要法令・制度

バックオフィス外注で対応すべき主要法令・制度

バックオフィス業務は、近年の法改正によって対応すべき範囲が大きく広がっています。

特にインボイス制度・改正電子帳簿保存法・労働関連法規への対応は、バックオフィス外注を検討する際の重要な論点です。

法令対応のノウハウを社内で蓄積するコストと、専門性を持つBPO事業者に委託するコストを比較することで、外注化の必要性がより明確になります。

インボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応

2023年10月に開始されたインボイス制度では、適格請求書発行事業者の登録番号確認、適格請求書の様式に沿った発行・保存、仕入税額控除の要件確認など、経理業務の運用が大きく変わりました。

取引先1つ1つに適格請求書発行事業者かを確認し、課税仕入れの区分管理を行う作業は、件数が多いほど工数を圧迫します。

経理BPOを活用する場合、インボイス制度への運用対応実績がある事業者を選ぶことで、自社で制度対応の知識をゼロから蓄積する負担を回避できるでしょう。

改正電子帳簿保存法(電帳法)への対応

2024年1月から完全義務化された電子取引データの電子保存(紙保存の廃止)により、メール添付の請求書・PDF発行された領収書などはすべて、検索要件を満たした形で電子保存しなければなりません。

具体的には、取引年月日・取引金額・取引先での検索が可能な状態で保管する必要があります。

電帳法の要件を満たすためには、保存システムの選定・運用ルールの整備・保存後のチェック体制が必要となるため、BPO事業者と連携して運用フローを構築するケースが増えています。

労働者派遣法と業務委託の違い(偽装請負リスクの回避)

バックオフィス外注は基本的に「業務委託契約」に基づいて行われ、「労働者派遣」とは法的に異なる契約形態です。

業務委託では、委託元が委託先の担当者に対して直接の指揮命令を行うことはできません。

仮に直接指示を出してしまうと、実態として労働者派遣と判断され、いわゆる「偽装請負」とみなされるリスクがあります。

健全な業務委託関係を維持するためには、委託先の窓口担当者を経由したコミュニケーション、成果物ベースの委託範囲の明確化、業務手順の主体的な設計を委託先に任せることが重要です。

社会保険・労務関連法令への対応

人事労務領域では、社会保険適用拡大、育児・介護休業法の改正、労働基準法関連の改正など、ほぼ毎年のペースで法改正が行われています。

社労士資格を持つ専門家との連携体制があるBPO事業者を選ぶことで、最新の法改正対応を含めて任せられる体制が構築できるでしょう。


外注化すべきバックオフィス業務の優先順位(選定マトリクス)

外注化すべきバックオフィス業務の優先順位(選定マトリクス)

バックオフィスを外注化するときは、「緊急度」と「標準化のしやすさ」という2軸で業務を分類し、優先順位を付けることが重要です。

外注化で失敗する企業の多くは、「とりあえず困っている業務を投げてしまおう」という判断をしています。

バックオフィス業務の切り出しで本当に重要なのは、外注化の判断基準を「自分が楽になりたい業務」ではなく「外に出しても品質が担保できる業務」に置くことです。

緊急度が高くても、標準化が難しい業務を最初から外注化しようとすると委託先との認識齟齬が生まれ、かえって業務負荷が増えるリスクがあります。

正しく外注化すべき業務を判断するためには、選定マトリクスの応用が有効です。

バックオフィス業務における選定マトリクスとは

選定マトリクスを用いてバックオフィス業務を整理するときは、縦軸に「緊急度(今すぐ負荷を下げたいか)」、横軸に「標準化のしやすさ(ルールやフローを明文化しやすいか)」を置くと、4つの象限に業務が分類できます。

バックオフィス業務外注化の優先順位マトリクス

優先順位マトリクスを使うことで得られるメリットは、「まず何を外に出すか」の議論が格段にしやすくなることです。

担当者一人の感覚ではなく、チーム全体で業務を棚卸しするときの共通言語にもなるでしょう。

まずは「定型業務」と「専門業務」を分ける

外注化の入口として最も手堅いのは、定型業務から着手することです。

定型業務とは、「誰がやっても同じ結果になる」業務のことを指します。

  • 記帳・仕訳入力(会計ソフトへの転記作業)
  • 給与計算(勤怠データから給与明細を作成するプロセス)
  • 請求書の発行・送付・入金照合
  • 各種届出書類の作成補助(社会保険・労働保険の手続きなど)
  • 経費精算の確認・承認補助

定型業務は「ルールが外部(法令・会計基準)または社内規程によって決まっている」という共通点を持っていることが特徴です。

担当者の経験や判断に依存する部分が少なく、チェックリストやフローチャートで手順を定義しやすいため、「標準化しやすい」業務といえます。

一方、専門業務とは「担当者の判断・経験・文脈の理解が必要な業務です。

  • 顧問税理士への相談内容の整理
  • 社員からの複雑な人事相談への対応
  • 会社独自のルールが複雑に絡んだ契約書レビュー

専門業務を外注化する場合は、最初から全てを委ねるのではなく、「作業の一部(文書化・整理)を代行してもらい、判断は自社で持つ」という分業スキームを設計する必要があります。

バックオフィスBPOはスモールスタートで徐々に外注する業務範囲を広げていくのが成功のコツです。

専門業務を外注化したい場合、まずは定型業務を任せるところから始め、コミュニケーションを取りながら少しずつ専門業務を切り出していくと良いでしょう。


マニュアルがない状態からのバックオフィス外注化テクニック

マニュアルがない状態からのバックオフィス外注化テクニック

マニュアルがなくても、バックオフィスの外注化は始められます。

「外注化したいけど、マニュアルがないから頼めない」という声は、バックオフィス担当者から最もよく聞かれる言葉の一つです。

むしろ、マニュアル作成自体を外注化の最初のステップとして組み込む発想が、現場では機能します

多くの担当者が「マニュアルを整備してから依頼しなければ」と考えますが、属人化が進んでいる現場でマニュアルを作ろうとしても「どこまで書けばいいかわからない」「自分では当たり前すぎて書けない」という壁にぶつかるでしょう。

熟練者ほど暗黙知を言語化できなくなることは「知識の呪い(curse of knowledge)」と呼ばれ、マニュアル作成などを行き詰まらせる大きな原因といえます。

知識の呪いを乗り越えるためには、外部のプロに「ヒアリングしながらマニュアルを作ってもらう」アプローチが有効です。

ヒアリングによる業務フローの棚卸しと可視化

業務フローの可視化とは、「誰が・何を・どの順番で・何を使ってやっているか」を図や文章で整理する作業のことです。

業務フローの可視化を自社担当者だけで行おうとすると、前述の知識の呪いのように属人化の壁にぶつかります。

だからこそ、具体的な業務を知らない外部の視点を借りることが有効なのです。

実際に業務フローを棚卸しする際は、下記の4ステップを基本として進めましょう。

1.業務の洗い出し(インベントリ作成)

担当者が日常的に行っている業務を、粒度を問わず全て書き出す。

この時点での完成度は問わない。

2.ヒアリングセッションの実施

BPO事業者や業務コンサルタントが、担当者に質問を投げかける。

「その業務はどんなときに発生しますか?」

「判断に迷うのはどのタイミングですか?」

「例外が起きるとしたら何ですか?」

質問に答える形で話すことで、担当者自身も気づいていなかった暗黙のルールが言語化されていく。

3.フロー図の作成と確認

ヒアリング内容をもとに、BPO事業者側がフロー図のドラフトを作成し、担当者が「合っているか・違うか」を確認する。

「ゼロから書く」より「見て直す」方が圧倒的に負荷が低い。

4.例外処理・判断基準の追記

通常フローを固めた上で、例外対応や判断ポイントを追記していく。

上記のプロセスを経て作られたフロー図・マニュアルは、そのまま外注化後の業務指示書として使えます。

「マニュアルを作ってから依頼する」のではなく、「依頼しながらマニュアルを作る」という順序の逆転が、属人化を抱えた現場では現実的な解決策になるのです。

業務の可視化・標準化については、経済産業省が推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)の前提条件としても言及されています。

経産省「DX推進ガイドライン」(2022年改訂版)では、デジタル化に先立つ業務プロセスの整理・標準化の重要性が明示されており、有効な手段の一つとして位置づけられているのがバックオフィスの外注・BPOです(出典:経済産業省「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)Ver. 1.2」2022年

段階的な外注化(スモールスタート)のススメ

バックオフィス外注の成功に向けた最も実践的な方法は、最初から全てを委ねようとせず、1業務・1プロセスから始めるスモールスタートの設計です。

スモールスタートが有効な理由は、自社と外注先の信頼関係構築にあります。

外注化はツールの導入ではなく、人や組織との協働関係の構築です。

最初から大きな範囲を委ねると、委託先の実力や相性が確認できないまま重要業務が止まったり混乱を招いたりするリスクがあります。

小さな業務範囲から始めることで、「この事業者は期待通りか」「連絡のレスポンスは適切か」「報告の粒度は合っているか」を低リスクで確かめられるでしょう。

具体的な進め方を以下にまとめました。

フェーズ1(1〜2ヶ月目)

定型業務の1プロセスだけを委託する。

例として、月次の請求書発行業務のみを試験的に依頼する。

フェーズ2(3〜4ヶ月目)

フェーズ1の運用が安定したことを確認したうえで、給与計算補助など別の定型業務を追加する。

フェーズ3(5ヶ月目以降)

信頼関係が構築された段階で、判断が必要な業務の一部や、より上流の業務フロー改善の相談へと範囲を広げる。

導入フェーズの設計において重要なのは「評価基準をあらかじめ決めておくこと」です。

「ミスの件数が月X件以内」「レスポンス時間は営業日X時間以内」「報告フォーマットは〇〇に沿うこと」など、数値や形式で確認できる基準は委託開始前に示し、合意しておきましょう。

事前に明確な基準を共有しておくことで、感覚的な不満ではなく客観的な事実に基づいて継続・拡大・見直しの判断ができます。

スモールスタートの考え方は、アジャイル開発の手法をバックオフィス運営に応用したものとも言えます。

小さく始め、確認し、改善し、拡大するというサイクルを回すことが、外注化の失敗リスクを最小化する最も確かな方法です。


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バックオフィスBPOとは?導入のメリット・流れ・失敗しない選び方を事例付きで徹底解説


バックオフィス外注における「丸投げ」の危険性と対策

バックオフィス外注における「丸投げ」の危険性と対策

外注化を進める上で、担当者が最も陥りやすいリスクが「丸投げ」です。

丸投げとは、業務の目的・判断基準・品質基準を共有しないまま全てを委託先に任せてしまう状態を指します。

なぜ丸投げが危険かというと、業務の主体性が失われるからです。

給与データ、取引先との契約情報、税務申告の基礎データなどの企業の重要なデータや業務を「よくわからないけど任せている」という状態は、さまざまな危険の温床といえます。

主体性のない丸投げ状態が続くとミスが起きたときに原因の特定ができず、不正が起きたときに発見が遅れ、委託先が変わったときに業務を取り戻せなくなるでしょう。

外部委託先の管理は重要な法令上の義務

個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)第24条では、個人データに関わる業務を外部へ委託する場合、委託先を必要かつ適切に監督することが義務付けられています出典:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」2022年改正版

外注化は「責任の移転」ではなく「業務の移管」であり、監督責任は委託元(自社)に残り続ける点を理解しておきましょう。

丸投げを防ぐための具体的な3つの対策について、以下で解説します。

1.業務オーナーを社内に残す

外注化後も、各業務の「最終責任者・確認者」を社内に必ず1名置く体制を作りましょう。

委託先は「実行」を担い、社内の業務オーナーが「確認・承認・判断」を担う役割分担を明確にすることで、委託先の管理を徹底できます。

2.定期的な業務レビューの場を設ける

月1回以上、委託先と業務の振り返りミーティングを行うのがおすすめです。

内容は「今月の業務量・ミス件数・改善提案」の3点を最低限含めるようにしましょう。

定例会を設けることで、問題を小さいうちに発見でき、大きなミスや問題を未然に防ぎやすくなります。

3.業務ログ・記録の共有を契約に盛り込む

何をいつ誰がやったかの記録を定期的に提出してもらう条件を、業務委託契約に明記してください。

操作ログ、承認履歴、報告書などを管理することで、情報の透明性が確保されます。

相互に同じ情報を共有することで、業務が丸投げ状態になりにくくなるでしょう。


バックオフィス外注で確認すべきセキュリティ・情報管理体制

バックオフィス外注で確認すべきセキュリティ・情報管理体制

バックオフィス外注で取り扱う情報は、給与データ・取引先情報・契約書・請求情報など、企業の機密情報そのものです。

委託先選定の段階で、セキュリティ体制と情報管理ルールを必ず確認しなければなりません。

確認すべき主要項目は以下の通りです。

1.第三者認証の取得状況

ISMS※1(ISO/IEC 27001)やプライバシーマーク(Pマーク)など、第三者機関による情報セキュリティ認証を取得しているかを確認しましょう。

認証の有無は、組織として情報管理体制が整備されているかを客観的に判断するための重要な指標です。

特にPマークは、個人情報の取り扱い体制が個人情報保護法に準拠していることを示す認証であり、人事・労務領域を委託する場合には必須レベルといえるでしょう。

例えばCrowd Mooveでは、ISMSを基準に置いた独自のセキュリティ研修・テストとNDA(秘密保持契約)(※2)の締結を実施し、知識面と法的拘束力の両面からセキュリティ対策を行っています。

※1 ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム/ISO 27001):組織が情報資産を体系的に守るための国際規格
※2 NDA(秘密保持契約):業務上知り得た機密情報を第三者に漏らさないことを法的に約束する契約

2.NDA(秘密保持契約)の締結プロセス

業務開始前に、必ずNDAを締結する必要があります。

NDAでは、機密情報の定義・利用目的の制限・第三者開示の禁止・契約終了後の情報廃棄義務などを明確に定めましょう。

委託先がNDAのひな形を提示できるか、また自社のひな形を受け入れる柔軟性があるかも確認しておくべきポイントです。

3.アクセス権限管理と操作ログの保全

委託先の担当者が自社のシステム(会計ソフト・人事システム・チャットツール等)にアクセスする場合、必要最小限の権限のみを付与するルールが整備されているかを確認します。

操作ログ・承認履歴・送受信記録などが一定期間保管され、必要時に開示できる体制があれば、不正やミスの追跡も可能です。

4.担当者の身元確認・教育体制

委託先の担当者が、入社時の身元確認・機密情報取扱研修・定期的なセキュリティ教育を受けているかを確認しましょう。

また、担当者ごとに業務範囲や権限が明確に管理されているかも、組織としての成熟度を測る材料になります。

5.情報漏洩発生時の対応フロー

万が一の情報漏洩・インシデント発生時に、委託先がどのような連絡フロー・対応スピード・補償範囲を設定しているかを契約前に確認してください。

サイバー保険への加入有無や、過去のインシデント対応実績についても、可能な範囲で開示を求めることが望ましいです。

なお、個人情報保護法第24条に基づく「委託先の監督義務」は委託元(自社)に残り続けるため、委託先のセキュリティ体制を継続的にモニタリングすることが法令上も求められます(出典:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」2022年改正版)


バックオフィス外注の費用相場と料金体系

バックオフィス外注の費用相場と料金体系

バックオフィス外注の料金体系は月額固定制、従量課金制、時間契約制の3つに分けられ、月額の相場は契約形態や業務内容によって幅があります。

料金は委託する業務内容・量・専門性によって大きく変動するため、「一律でいくら」とは言い切れません。

しかし、業界で一般的とされる料金体系と相場感を知っておくことで見積もり比較の精度が格段に上がります。

業務別の一般的な相場を以下にまとめました。

契約形態・業務量・専門性によって変動するため、あくまで目安として参照してください。

業務カテゴリ

費用相場の目安

備考

記帳代行

月額¥10,000〜¥100,000程度

仕訳1件あたり¥50〜¥100が目安。月100仕訳までで¥10,000前後

給与計算

従業員1名あたり¥1,000〜¥2,000/月

社会保険手続きを含む場合は単価が上がる

請求書発行・売掛管理

月額¥30,000〜¥100,000程度

取引先数・発行枚数により変動

経理BPO(包括型)

月額¥200,000〜

業務範囲・企業規模により個別見積もり

人事・労務BPO

月額¥100,000〜¥500,000程度

社労士業務が含まれる場合は別途費用

オンラインアシスタント

月額¥100,000〜¥200,000程度

月20〜30時間の契約が一般的

なお、税務申告・社会保険手続き・登記手続きなどは、税理士・社労士・司法書士などの有資格者への追加費用が発生するケースがあります。

バックオフィス外注の主な3つの料金体系

バックオフィス外注の料金体系は、大きく分けて月額固定制、従量課金制、時間契約制の3種類です。

料金体系ごとの特徴を理解したうえで、自社の業務量や変動の大きさに合ったものを選びましょう。

1. 月額固定制

決められた業務範囲に対し、一定の月額料金を支払う契約形態です。

業務量の変動が小さく、毎月定常的に発生する業務(給与計算・記帳代行・請求書発行など)に適しています。

コストが固定されるため予算管理がしやすい一方、業務量が少ない月でも料金は一定です。

2. 従量課金制

「仕訳1件あたり〇円」「給与計算1名あたり〇円」など、処理した業務量によって料金が発生する方式です。

繁忙期と閑散期で業務量が大きく変動する企業に向いていますが、業務量が多い月は予算を超過する可能性もあります。

3. 時間契約制(オンラインアシスタント型)

契約した時間内であれば、複数のバックオフィス業務を柔軟に依頼できる方式です。

「経理も人事も総務も、少しずつ依頼したい」というニーズに合致し、中小企業やスタートアップで活用されることが多い料金体系です。

初期費用の有無と内訳

月額料金とは別に、バックオフィス外注の導入時には初期費用が発生する場合があります。

初期費用の内訳は、以下のようなものが一般的です。

  1. 業務フローのヒアリング・設計費用
  2. マニュアル作成費用
  3. システム連携のセットアップ費用
  4. 担当チームのアサイン・研修費用

初期費用の金額は、無料〜数十万円程度まで幅があるため、各サービスへ事前に確認し比較するようにしましょう。

オンラインアシスタント型のサービスは初期費用無料のケースが多く、BPO包括型は業務設計の工数が大きいため初期費用が発生する傾向にあります。

見積もりを取得する際は、月額費用だけでなく初期費用・オプション費用を含めた「年間コスト」で比較することが重要です。

費用を判断するときの注意点

バックオフィス外注の費用を評価する際、「月額の安さ」だけで判断するのは危険です。

以下の3点を押さえたうえで、総合的に費用対効果を見極めてください。

1. 自社運営のコストと比較する

社員が担当している場合、給与・社会保険料・採用コスト・教育コスト・オフィス費用など、目に見えにくいコストが発生しています。

外注費用と比較する際は、単純な人件費ではなく、こうした間接コストを含めた総額で比較しましょう。

2. 追加費用の発生条件を確認する

契約範囲外の業務が発生した場合の追加料金、繁忙期のスポット対応費用、担当者変更時の引き継ぎ費用など、想定外のコストが発生する条件を事前に確認しておくことが重要です。

3. 品質と価格のバランスを見る

極端に安い事業者は、業務品質やセキュリティ対策に不安が残るケースがあります。

逆に高額でも、自社の課題解決に寄与しなければ費用対効果は低くなります。

複数社から相見積もりを取得し、価格・サービス内容・実績のバランスで判断するのが最も確実な方法です。


バックオフィス外注パートナー選定時の「相性」の見極め方

バックオフィス外注パートナー選定時の「相性」の見極め方

外注先の選定における相性とは、抽象的な感覚ではなく、ツール環境・連絡頻度・報告スタイル・社風の一致度という具体的な要素によって決まります。

実績が豊富な事業者でも、自社の働き方と合わなければコミュニケーションコストが増大し、現場の担当者が疲弊するでしょう。

逆に、規模は小さくても自社と同じツールを使い、連絡のリズムが合い、報告の粒度が適切な事業者であれば、信頼関係が早期に構築されます。

確認すべきポイントを以下の表にまとめたので、選定時の相性チェックに活用してください。

ツール環境の一致

・自社の既存ツール(Slack・Chatwork・Teams)に委託先が対応できるか

※ツールが違うと、連絡のたびにメールとチャットを往復する非効率が生まれるため

連絡頻度と応答時間

・緊急の問い合わせに何時間以内に返答が来るか

・定例報告は週次か月次か

・定例会は自社の業務サイクルに合った頻度か

報告の粒度と形式

・報告の粒度を具体的な内容を用いて確認・調整する

※詳細すぎる報告は確認する側の負担になり、抽象的すぎる報告は問題を把握できないため

バックオフィス以外の理解

・自社のビジネスモデルや業界の特性を理解した上で業務を担ってくれるか

※「なぜこのフローなのか」を理解してくれる事業者は、例外処理への対応力が高い

担当者の定着率

・契約前に「担当者の継続性をどう保証するか」を確認する

※担当者が変わるたびに引き継ぎが発生し、品質が一時的に低下するため

さらに選定プロセスでは、候補となる事業者に対して「同規模・同業種の支援実績を教えてください」と具体的な事例を求めるのもおすすめです。

事例の有無は実力の証明であるとともに、「自社の状況を理解しているか」を確認する機会にもなります。

実績事例を開示できない事業者には「なぜ開示できないか」を聞き、説明が明確であるかどうかを確認の判断材料にしてください。


Crowd MooveのバックオフィスBPO支援事例

Crowd MooveのバックオフィスBPO支援事例

本記事で解説したバックオフィス外注の考え方を、実際の支援事例ベースで紹介します。

業種・企業規模・委託領域の異なる3つの事例を通じて、自社の状況に近いケースを参考にしてください。

事例1|株式会社ネクプロ(IT/SaaS・11〜30名)|属人化した経理BPOを「ゼロから仕組み化」

ウェビナー・動画マーケティング支援SaaSを提供する株式会社ネクプロでは、毎月数百件に及ぶ請求業務を中心にバックオフィスが属人化・複雑化していました。

正社員1名と業務委託1名の体制で回していましたが、正社員の退職が決定し、業務継続の危機に直面したことが委託のきっかけです。

お客様ごとに請求書の発行日・従量課金の単価・個別ルールが異なり、運用ルールはシステム内のメモ書きに散在していたため、引き継ぎの難易度が極めて高い状況でした。

委託内容は経理業務(受注時のシステム登録・従量課金算出・請求書作成・入出金管理・消込)と、総務業務(顧客書類の角印処理・営業部リマインド・解約処理)の包括的な範囲です。

加えて、業務整理・ワークフロー構築・マニュアル作成といった「ゼロからの仕組み化」までを並行して進めました。

導入後の成果として、Crowd Mooveの月間稼働時間は導入当初の100時間以上から50〜60時間へと半減しています。

属人化していた業務をマニュアル・ワークフローに落とし込み、5システム横断の業務フローを整理・簡素化したことで、引き継ぎやすい体制が構築されました。

未受注・未検収案件のリマインド漏れもゼロになり、営業部門が「検収」という業務を意識せずに本業に集中できる環境を実現しています。

事例2|株式会社LOWCAL(ソフトウェア開発・51〜100名)|担当者の急な休職を1週間で安定稼働に

ソフトウェア開発企業である株式会社LOWCALでは、エンジニアの稼働集計から請求データ作成までの月次経理業務に時間がかかっていたそうです。

さらに経理担当者の急な休職が発生し、業務の引き継ぎ・代替要員の確保が急務となったタイミングで、Crowd Mooveへの委託を決定いただきました。

稼働データの集計ミスは請求金額に直結するため、正確性の担保が委託先選定の最重要要件です。

委託範囲はエンジニアの稼働時間集計(プロジェクト別・メンバー別の工数集計)、稼働実績に基づく請求データの作成、整合性チェックまでを含みます。

導入後は月次の稼働集計・請求データ作成として約50〜80名分を安定処理できる体制が構築され、休職発生から業務引き継ぎ完了まで約1週間で安定稼働にこぎつけました。

請求データの計算ミスはゼロ件を継続しており、稼働集計から請求データ作成までのフローが標準化されたことで、担当者変更時のリスク軽減にもつながっています。

担当者の急な離脱リスクに備えた「セーフティネットとしてのBPO活用」の典型的な事例といえるでしょう。

事例3|株式会社Lifeplay(不動産/建設・6〜10名)|代表の事務作業を月10〜20時間からゼロへ

SEOメディア運営とアフィリエイト広告代理事業を展開する株式会社Lifeplayでは、創業から6期目の頭まで、代表自らが振込処理・勤怠管理などの経理・労務業務を抱え込んでいました。

毎月10〜20時間を事務作業に費やしており、本来時間を使うべき経営業務にリソースを割けない状況が長く続いていたといいます。

届いた請求書は毎回手動で振込処理を実施しており、期日予約もせず最短で振り込むスタイルだったため、キャッシュフロー管理にも課題を抱えていました。

ASP事業ではクライアントからの着金確認ができておらず、大手企業でも振込漏れ・金額違いが発生していたものの、社内では検知できていなかった状態です。

委託範囲は経理(請求書振込処理・着金確認・税理士への書類送付)と労務(勤怠集計・有給/欠勤管理・社労士への確定情報送付)を包括的にカバーしました。

導入後、代表の月10〜20時間の事務作業はゼロになり、経営者が本来時間を使うべき業務にリソースを集中できる体制が整っています。

コスト面では正社員1人を採用した場合と比較して、社会保険・福利厚生等を含めた約4分の1〜5分の1の水準に抑制できました。

ダブルチェック体制が構築されたことで、ミスが仕組みで防止される安心感も得られています。

「正社員を採用するほどではないが、経営者が対応し続けるのは限界」という、中小企業・スタートアップに共通する悩みに対する1つの解として参考になる事例です。

支援事例から見えるバックオフィスBPOの効果

3つの事例に共通するのは、単なる「業務代行」ではなく「業務の仕組み化」までを含めた支援になっている点です。

属人化の解消、業務フローの標準化、マニュアル化までを含めて委託することで、委託先が変わっても業務が止まらない体制が構築されています。

また、いずれの事例も「担当者の退職・休職」が委託のきっかけになっている点は注目すべきポイントです。

人材流動性が高まる現代において、バックオフィス業務を外部の専門チームと共有しておくこと自体が、事業継続のリスクヘッジとして機能していることがわかります。


バックオフィス外注・BPOに関するよくある質問

バックオフィス外注・BPOに関する、よくある質問10選に回答します。

Q1.業務マニュアルがなくても外注を依頼できますか?

マニュアルがなくても依頼可能です。

むしろ、マニュアル作成自体を外注化の最初のステップに組み込む方法が有効といえます。

委託先がヒアリングを通じて業務フローを可視化し、フロー図やマニュアルのドラフトを作成するため、自社担当者の負担を抑えながら標準化を進められるからです。

Q2.情報漏洩が心配です。どのような対策がありますか?

ISMS・Pマークなどの第三者認証取得状況、NDA締結プロセス、アクセス権限管理、操作ログ保全、担当者の教育体制を確認することで、リスクを大きく低減できます。

委託先選定時には、これらの体制について具体的な説明を求めると良いでしょう。

詳細は本記事の「バックオフィス外注で確認すべきセキュリティ・情報管理体制」をご参照ください。

Q3.最低契約期間はどのくらいですか?

サービスや料金体系によって異なります。

オンラインアシスタント型では月単位の契約が一般的で、BPO包括型では半年〜1年単位の契約となるケースが多いです。

スモールスタートで始めたい場合は、契約期間が短く設定可能な事業者を選ぶことで、相性確認の期間を確保できます。

Q4.担当者が変わることはありますか?

委託先の体制によりますが、長期的な運用ではメンバー変更が発生するケースがあります。

そのため、契約前に「担当者の継続性をどう保証するか」「引き継ぎ時の業務継続性をどう確保するか」を確認しておくことが重要です。

業務マニュアルの整備とフローの標準化が進んでいる委託先であれば、担当者変更時の品質低下リスクを最小化できます。

Q5.自社の業界に詳しくない委託先でも問題ないですか?

定型業務であれば、業界特有の知識がなくても問題なく対応可能なケースが多いです。

一方、業界固有の商習慣や規制が業務フローに組み込まれている場合は、同業種の支援実績がある委託先を選ぶ方が立ち上がりがスムーズになります。

選定時には「同規模・同業種の支援実績を教えてください」と具体的に確認すると良いでしょう。

Q6.繁忙期と閑散期で業務量が大きく変動するのですが対応できますか?

従量課金制や時間契約制の料金体系を選ぶことで、変動に対応できます。

また月額固定制でも、契約時に「繁忙期のスポット対応費用」を取り決めておけば、柔軟な運用が可能です。

委託先と業務量の見通しを共有し最適な料金体系を相談することで、想定外の出費なく安定した運用が可能になるでしょう。

Q7.解約・契約変更はいつでもできますか?

契約書の解約条項によって異なります。

一般的には1〜3ヶ月前の通知で解約可能な契約が多いですが、初期投資が大きいBPO包括型では最低契約期間が設定されているケースもあるため注意しましょう。

契約前に解約条件・通知期間・引き継ぎ協力義務を必ず確認してください。

Q8.初期費用はかかりますか?

サービス形態によって異なります。

オンラインアシスタント型では初期費用無料のケースが多く、業務設計・マニュアル作成を含むBPO包括型では数万円〜数十万円程度の初期費用が発生することが多いです。

見積もり比較時には、月額費用だけでなく初期費用とオプション費用を含めた年間コストで判断しましょう。

Q9.税務申告・社会保険手続きなどの士業独占業務も依頼できますか?

税務申告は税理士、社会保険手続きの一部は社労士、登記手続きは司法書士のみが行える独占業務として定められています。

ただし、これらの業務に付随する事務作業(資料整理・データ入力・申告書類のドラフト作成補助など)であればBPO事業者に委託可能です。

士業との連携体制が整った委託先を選ぶことで、独占業務とその周辺作業をスムーズに分担できるでしょう。

Q10.まずは小さい範囲から試したいのですが可能ですか?

可能です。

むしろスモールスタート(1業務・1プロセスから始める進め方)は、バックオフィス外注の成功確率を最も高める方法とされています。

請求書発行業務のみ・給与計算補助のみといった単一業務から開始し、運用が安定したタイミングで委託範囲を段階的に広げていくのが現実的な進め方です。

上記以外にも気になる点がある方は、Crowd Mooveのお問い合わせフォームから直接ご相談ください。

自社の状況に即した具体的なアドバイスをお伝えします。


バックオフィス外注は「現場の余裕」を生む第一歩!初めてのBPOは「Crowd Moove」へ

バックオフィスBPOを検討しているなら、完璧に準備が整ってから動く必要はありません。

マニュアルがなくても、1つの小さな業務からバックオフィスBPOはスタートできます。

また外注先との相性は、契約前の面談などを通して確認可能です。

担当者が感じる「何から始めればいいかわからない」という感覚は、多くの場合「全てを一度に解決しようとしている」ことから来ています。

外注化で最初に得られる成果は、業務コストの削減よりも「考える時間の確保」です。

毎月の給与計算確認に追われる時間がなくなれば、採用戦略や社員のキャリア設計に向き合う時間が生まれますし、請求書発行の確認作業から解放されれば、取引先との関係強化に集中できるでしょう。

現場の余裕は、次の改善を考える余力を生み、それが組織全体の底上げにつながっていくのです。

最初の一歩は小さくても構いません。

むしろ、スモールスタートはバックオフィスBPOの導入を成功させるフローの基本です。

「1業務だけ試してみる」という意思決定が、バックオフィス全体の変化の起点になるでしょう。

初めてのバックオフィスBPOで、誰に頼めば良いかわからないという方は、一度Crowd Mooveにご相談ください。

最適なプランや導入フローをご提案いたします!

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