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投稿日:2024.10.17(木)
更新日:2024.10.28(月)
目次
引用:Wantedly
Wantedlyとは、企業と求職者を仕事への「価値観」「想い」の共感を通じて、マッチングするスカウトサービスです。
Wantedlyの創業者仲暁子は、高校生のときに、電車で職場へと向かう大人たちの覇気がない表情を見て、「頑張って勉強した先がこんなに辛いものだなんて、なんて報われないんだ。」とショックを受けます。
そこで、仕事を「給与を得る為だけの、辛くつまらないもの」から、「夢中になれる対象」へと変えていきたいという想いからWantedlyを立ち上げました。
Wantedlyは他媒体のスカウトサービスと違い、「給与」「条件」の記載が制限されています。例えば、「副業」「私服OK」などの条件も制限されます。
このように、採用条件に頼らず、企業の魅力を詳細に発信し、企業への想いや方向性に対して共感する求職者を募集するスカウトサービスです。
本記事では、Wantedlyが強みとするスカウト機能について詳しく解説します。今後、Wantedlyでのスカウトを利用しようと考えている企業様は参考にしてください。
Wantedlyには無料スカウト機能が基本料金に備わっています。無料スカウトでは、以下に該当する候補者に送付することができます。
また、Wantedlyにはダイレクトスカウト機能がオプション機能としてあります。マッチしたい候補者のプロフィール情報を検索し、直接メッセージを送信できるオプション機能です。オプション料金を支払うことで、単月から利用することが可能です。
このオプションでは、主に、候補者の検索条件と、閲覧できる情報が異なり、グレードが高いプランほどより相性の良い候補者を見つけ出せる仕組みになっています。
以下に手順を紹介します。
まず、検索機能を使い、自社が求める人材をピックアップしましょう。
Wantedlyの検索機能では、プロフィールに記載されているスキル、経歴のみならず「この先やってみたいこと」などからユーザーを検索することができます。
仕事への価値観やビジョンの共感を重視するWantedlyならではの検索条件です。
候補者を検索で絞り込んだ後に、求める条件の人材を見つけたら、プロフィール最下部の「気になるリストに追加する」ボタンをクリックします。
引用:Wantedly 「スカウトの「気になるリスト」に対象ユーザーを追加したい」
候補者のプロフィールから、自社にマッチすると感じたらスカウトメッセージを作成し送信します。スカウトする職種と、個人宛のメッセージを入力して送信すれば完了です。
スカウトメールの構成としては、以下の通りがおすすめです。
スカウトメールを送ったら、候補者からの返信を待ちます。
返信が来たら、面接日程の調整などを行います。Wantedlyは「共感」を重要視する媒体なので、いきなり選考の連絡を入れると次につながらないこともあります。候補者の価値観や人柄をより知るためにカジュアル面談につなげることが推奨されています。
Wantedlyのスカウト機能を利用するメリットについて以下に紹介します。
Wantedlyは、企業のプロフィールに給与や条件を記載することが禁止されており、ビジョンや社風などの企業の魅力しか記載することができません。
そのため、企業は、ビジョンや社風にマッチした求職者に、スカウトメールだけでなく、カジュアル面接などを用いてアプローチすることができます。Wantedlyには、スカウト機能だけでなく、ストーリー機能や、SNS広告配信など、候補者に魅力を伝える機能がたくさんあります。
結果として、入社後のミスマッチを減らすことができ、離職率の低下にもつながります。
Wantedlyの機能の1つに、「ダイレクトスカウト」という機能があります。
ダイレクトスカウトとは、企業側が自社にマッチしそうな求職者に直接メッセージを送り、アプローチをする採用方法です。
Wantedlyのメリットとして、このダイレクトスカウトの返信率が他媒体と比べて、高い水準となっています。一般的なスカウトメールの返信率は10%以下と言われていますが、Wantedlyでは平均20%と、5通に1通が返信する環境となっています。(引用:Direct Sorcing )
これは、Wantedlyが、共感型の採用媒体であることが要因でしょう。
Wantedlyのスカウト機能には、プロフィールでの絞り込みができます。
求職者のプロフィールを確認してから候補者を絞り込めるため、自社業務への興味がありそうな人材の見極めが容易になります。
また、プランによって絞り込める条件が変わってきます。絞り込めるユーザーの詳しい条件は、以下の「Wantedlyの3つのプランの違い」で紹介します。
Wantedlyのスカウト機能を活用することには、様々なメリットがあります。しかし、活用するには、特有のノウハウが必要になり、デメリットとして存在します。以下では、考えられるデメリットについて解説します。
Wantedlyには、多くのユーザーが登録しています。そのため、自社にマッチする人材を条件で絞り込む必要があります。
そのためには、求める人材のペルソナを細かく設定する必要があり、検索機能をうまく使いこなす必要があります。
また、スカウトする際に、候補者が魅力を感じるスカウトメールの作成であったり、スカウトする準備で手間と時間、ノウハウが必要になります。
費用対効果が現れるには、自社の採用プランを確立する必要があります。
Wantedlyのダイレクトスカウト機能を利用するには、基本料金とは別に、オプション料金がかかります。
Wantedlyはほかの求人媒体に比べ、安価で採用活動を始めることができることがメリットであり、仮に、オプション費用が上乗せされても、採用コストは他媒体と比べ、比較的安価です。
また、成功報酬はゼロであることも大きいです。
Wantedlyのプランには3つのプランがあります。以下に、料金の早見表を作成しました。
引用:Wantedly
プラン ライト スタンダード プレミアム 期間 6ヶ月 12ヶ月 24ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 24ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 24ヶ月 総額 36万円 66万円 120万円 72万円 132万円 240万円 132万円 228万円 384万円 ダイレクトスカウト なし 100通 200通 400通 300通 600通 1200通 管理画面に入れる人数 15名 30名 無制限
また、Wantedlyのスカウト機能は、Wantedly Visit に登録されている候補者の中から条件にあった候補者を見つけ、企業側から候補者にメッセージを送るダイレクトスカウトサービスがあります。ダイレクトスカウトには、機能の異なる3種類のスカウト方法があり、それぞれグレードの高いプランになるほど絞り込める条件が増え、より相性の良い候補者を見つけることができます。
それぞれの特色について、使用方法と共に解説します。(引用:Wantedly「ダイレクトスカウト」)
プラン ベーシック プラス プレミアム 期間 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 月額 12.5万円 15万円 20万円 1ヶ月あたりの通数 50通 50通 50通 対象ユーザー数 約110,000人 約160,000人 約190,000人
以下にプランごとの利用できる機能について解説します。
ベーシックプランは最も安価なプランです。導入のハードルは低いですが、そのため、他2つのプランと比べると、利用できる機能は限られます。
検索フィルターは職種や年齢などの基本情報に加えて、「自社の募集を閲覧/ブックマークしている」「会社をフォローしている、またはストーリーにいいね!している」など、自社に興味を持った候補者を探し出すことができます。
プラスプランの場合、ベーシックプランに加えて、以下の機能が利用できるようになります。
このように、プラスプランに変更するだけで、これだけの条件の絞り込みが可能になります。また、候補者の意欲の更新頻度が最近であればあるほどアクティブに活動していることがわかり、感度の高いユーザーを探すことができます。
プレミアムプランの場合、ベーシックプラン、プラスプランに加えて、以下の機能が利用できるようになります。
一番の違いは「ユーザーがスカウトを受け取った際の見え方」です。これはアカウントのアイコンが変わり、以下のような表示になります。
ベーシック、プラスプラン
プレミアムプラン
引用:Wantedly「ダイレクトスカウト」
この機能は、候補者を「必須」「歓迎」「除外」のそれぞれにキーワードを設定して、候補者を絞り込むことができます。以下の画像の検索欄にそれぞれキーワードを入力し、絞り込みます。
引用:Wantedly help Center「無料スカウトとは」
このように、プレミアムプランに移行すると、自社とより相性の良い候補者が見つかります。自社の求める人材のペルソナを詳細にして、プランを活用しましょう。
なぜLinked Inとの比較かというと、どちらもビジネスSNSであり、スカウト機能などの共通点が多く、違いがわかりにくいからです。以下にLinked Inとの違いを解説します。他にも、詳しく考えると、掲載内容や採用単価などがありますが、大きな違いは以下の3点です。
2024年2月時点でのLinked Inのユーザー数は日本の登録者が350万人、Wantedlyが400万人となっています。Linked Inは世界規模のサービスであり、世界全体では10億人のユーザーが登録しています。
LinkedInの機能として、「日本に移住可」というフィルタもあるため、Linked Inの方がタレントは豊富と言えます。
続いて、それぞれのサービスに登録されているユーザーの属性の違いです。
Wantedlyの特色として、若手優秀層にアプローチできるツールとなっています。絞り込み条件に業種のカテゴリはなく、エンジニア、デザイナーなどの職種の条件があります。このように、転職枠のユーザーの属性はある程度絞られています。
Linked Inのユーザー数は言わずもがな多様であるため、属性も多様です。
Linked Inは、やはりグローバルなツールであるため、「バイリンガルな人材」が圧倒的であり、ユーザー数に比例してエンジニア、セールスやコンサルタントでもなんでも、職種や業種は幅広いです。
一方、Wantedlyでは、「このさきやってみたいこと」という欄があり、若手の人材に向けたプロフィール欄が設けてあります。
このように、Linked Inは過去の実績ベースで自身の魅力を発信するツールです。
また、年収層でもLinked Inは高年収帯であり、Wantedlyは比較的平均年収の層が多いです。
このように、それぞれのツールに特色があり、
このように考えると良いです。
Wantedlyのスカウト機能や、募集画面の作成、ストーリー機能など様々な工夫をしなければいけません。そのため、工夫をする点が増えれば、時間や手間もそれに比例して増加します。日々の業務に追われていて、Wantedlyの運用が難しい企業もアウトソーシングすることで実行が可能になります。
Crowd Mooveでは、「Crowd Mooveアシスタント」というアウトソーシングサービスを提供しており、バックオフィスを初めとした様々な業務をアウトソーシングできます。また、どんな業務でも一律1時間2,200円でアウトソーシングすることができ、専属PMが一気通貫して担当します。
もちろん採用業務のアウトソーシングが可能で、専門的ノウハウを活用した求人媒体選定から、スカウト、書類選考、面接までをアウトソーシングすることができます。また、数多くの応募にも対応できるオペレーションを設計しています。それにより、委託頂いた企業の仕事を最終面接のみにすることができ、内定後フォローなどの内定承諾率を上げるための業務に集中することができます。
採用工数を減らして、内定を増やしたい企業様はお気軽にご相談ください。
料金 一律1時間2,200円 対応可能業務 ・バックオフィス
・人事
・採用
・カスタマーサポート
・マーケティング
・営業
本記事では、「共感」でマッチングする採用サービスWantedlyのスカウトについて、その手順やプラン、メリット・デメリットなどを紹介しました。
ダイレクトリクルーティングは、自社の求める人材を獲得するために推奨される採用手法です。
しかし、ダイレクトリクルーティングには様々なサービスがあるため、サービス検討は必須です。そのため、自社の求める人材の条件を明確にして、サービス選定を行い、ダイレクトリクルーティングを始めてください。
若手人材のポテンシャルを雇いたいといった企業様はWantedlyの活用を考えてみてください。
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