ブログ
投稿日:2024.10.17(木)
更新日:2024.10.28(月)
会社の成長を支えるのは、人材です。
そのため、採用業務はどの企業も力を入れて行っている業務ではないでしょうか。その採用業務で欠かせない工程は候補者とのメール対応です。どの工程の間にも必ずと言っていいほど、メールでの対応が関連します。以下では、その流れを図で表しました。
目次
採用業務でメールを活用することで、様々なメリットがあります。以下では、採用業務でメールを活用する理由について解説します。
採用行程にメールを活用することで、未返信や辞退者を減らすことができます。
メールは候補者と担当者どちらにもメリットがあり、忙しい時でも、あとで情報を確認することができます。その結果、重要な情報などを見落とすリスクが軽減されます。
また、候補者が面接や説明会の情報をタイムリーに受け取れるといったメリットもあります。電話対応などでは、何度も出ることができない時間帯にかかってくるなどすると、候補者は鬱陶しさを感じて、関心が薄れていきます。
メールで適度にリマインドすることで、候補者に適切な情報と適切な提供ができるため、関心と興味が離れていくこともなくなり、辞退者を減らすことができます。
メールを使用することで、面接の日程や場所、必要な書類などの重要な情報を迅速に共有できます。
また、変更が生じた場合にもすぐに通知できるため、候補者を混乱させること無く、採用活動に集中させることができます。文面でのやり取りなので、お互いが確認を怠らなければ、情報伝達の齟齬をほとんど失くすことができます。
採用メールは、候補者と企業をつなぐ手段であり、企業の印象に直結します。よって、メールでの間違いや誤字脱字などで、企業への信頼感が失われ、辞退に繋がってしまう可能性があります。そこで、以下にメールを作成するポイントについて解説します。
基本情報の記載を忘れないようにしましょう。基本情報が記載されていないと、どこの誰かもわからない企業から連絡がきたとなり、その時点で、候補者に見放されてしまいます。
以下に、必ず記載するべき項目を挙げます。
メールの件名はどんな要件かが一目でわかるように意識しましょう。
就活中の候補者は、企業説明会の案内メールや、面接日程調整メール、就活サイトからのメールなどたくさんの媒体からのメールが毎日のように届きます。その結果、重要なメールが埋もれてしまうといった可能性があります。
例えば、【書類選考結果と面接のご案内◆株式会社〇〇〇〇】のように、どの企業からなんの情報が送られてきているのかが一目でわかるような件名で送信しましょう。
メールを作成したら、誤字脱字はないかのチェックを行いましょう。
企業からのメールは候補者と企業をつなぐ手段であり、企業の顔とも言える媒体です。メールの文章に誤字脱字が見られた場合、この企業は、「採用をきちんと行っていない」もしくは、「自分に興味がないのか」と候補者に思われてしまいます。
テンプレートを活用するなどして、誤字脱字が発生しないような対処方法が必要です。
候補者に届くメールの内容に間違いがあった場合、候補者は企業に不信感を抱きます。
日程や場所を間違って送ってしまい、企業が気付かずに当日を迎えてしまった場合、その時点で、その候補者から二度と連絡がくることはないでしょう。
また、日程や場所などが変更になった場合も、確定次第すぐに情報を伝達しましょう。変更日程ギリギリで送ってしまうと、候補者情報が当日までに確認できていないなどの問題が発生してしまいます。そういった場合でも、候補者側は、情報が違うと不信感を抱きます。
メールは伝えたい内容を端的にわかりやすく伝えることが重要です。
例えば、日程、場所、持ち物は全て箇条書きで記載しましょう。
お忙しいところ、面接日時をご連絡いただき、誠にありがとうございます。
早速ではございますが、下記で面接の実施を予定しております。ご都合いかがでしょうか。
【日時】 ○月○日(○) ○○:○○~
【会場】 株式会社〇〇〇〇 本社ビル/住所
【持ち物】 印鑑(交通費支給のため)、筆記用具
問い合わせに関しての返答メールは、候補者がどの問い合わせの回答メールなのかがわかるように、候補者からの質問を必ず記載しましょう。
【候補者の質問】
応募書類に関する質問です。提出する職務経歴書のフォーマットについて教えてください。
【回答】
職務経歴書のフォーマットについては、特に指定はございません。ただし、以下のポイントに注意し
て作成いただけますと幸いです。
基本情報: 氏名、連絡先、学歴
職務経歴: 勤務先ごとに業務内容や実績を詳細に記載
スキル・資格: 保有しているスキルや資格を列挙
自己PR: 自己の強みや応募動機を記載
上記の項目を網羅していただければ問題ございません。
以下に、それぞれの採用工数の場面で必要となるメールの例文を紹介します。
一次面接調整のメール
面接調整の際は、相手に確実に面接日程候補日を伝えるように、箇条書きなどでわかりやすく表記しましょう。
件名
一次面接の日程調整について
本文
[応募者氏名] 様お世話になっております。
株式会社●●の●●です。
このたびは、弊社にご応募いただき、誠にありがとうございます。
慎重かつ厳正なる書類選考の結果、[応募者氏名] 様にはぜひ【一次面接】にご参加いただきたくご連
絡いたしました。以下の日程で一次面接を調整させていただきたいと考えております。ご都合の良い
日時をお知らせください。
日時候補1: [日付と時間]
日時候補2: [日付と時間]
日時候補3: [日付と時間]
面接場所: [場所の詳細]
ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
何卒よろしくお願いいたします。
○○株式会社
人事部 ○○担当
○○ ○○
住所:東京都○○区1-2-3 ○○ビル○階
電話番号:○○-○○○○-○○○○
FAX番号:○○-○○○○-○○○○
URL:https://~
メールアドレス:○○○○○@○○○○
一次面接合格+二次面接調整のメール
面接合格を知らせるメールは、合格だということがわかるように、メールを作成しましょoう。
例としては、件名に、「選考結果」ではなく、「合格」と表記しましょう。また、メール文章中に、【合格】とわかりやすく表記することも1つです。
件名
一次面接合格のお知らせと二次面接の日程調整について
本文
[応募者氏名] 様お世話になっております。
株式会社●●の●●です。
このたびは、一次面接にご参加いただき、誠にありがとうございました。慎重かつ厳正なる選考の結
果、[応募者氏名] 様にはぜひ【二次面接】にご参加いただきたくご連絡いたしました。二次面接の日
程を以下の候補からご都合の良い日時をお知らせください。
日時候補1: [日付と時間]
日時候補2: [日付と時間]
日時候補3: [日付と時間]
面接場所: [場所の詳細]
ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
何卒よろしくお願いいたします。
○○株式会社
人事部 ○○担当
○○ ○○
住所:東京都○○区1-2-3 ○○ビル○階
電話番号:○○-○○○○-○○○○
FAX番号:○○-○○○○-○○○○
URL:https://~
メールアドレス:○○○○○@○○○○
二次面接合格+三次面接調整のメール
上記の一次面接合格メールと同様に、日時、場所をわかりやすく記載する。
合格メール
一次面接合格メールと同様に、件名に「合格」という言葉を入れましょう。件名に合格を入れることで、候補者の見落としを減らすことができます。
件名
最終面接合格のお知らせ
本文
[応募者氏名] 様お世話になっております。
株式会社●●の●●です。
このたびは、最終面接にご参加いただき、誠にありがとうございました。
慎重かつ厳正なる選考の結果、○○様の採用を内定いたしましたのでお知らせいたします。今後の手
続きについては、別途ご連絡いたします。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
○○株式会社
人事部 ○○担当
○○ ○○
住所:東京都○○区1-2-3 ○○ビル○階
電話番号:○○-○○○○-○○○○
FAX番号:○○-○○○○-○○○○
URL:https://~
メールアドレス:○○○○○@○○○○
不合格メール
不合格の場合、相手に不快感を与えないような文章を作成しましょう。
件名
選考結果のお知らせ
本文
[応募者氏名] 様お世話になっております。
株式会社●●の●●です。
このたびは、弊社の選考にご応募いただき、誠にありがとうございました。
慎重かつ厳正なる選考の結果、誠に残念ながら今回はご期待に添えない結果となりました。今後のご
活躍を心よりお祈り申し上げます。またの機会がございましたら、ぜひ再度ご応募いただければ幸い
です。
○○株式会社
人事部 ○○担当
○○ ○○
住所:東京都○○区1-2-3 ○○ビル○階
電話番号:○○-○○○○-○○○○
FAX番号:○○-○○○○-○○○○
URL:https://~
メールアドレス:○○○○○@○○○○
内定承諾時の入社案内メール
内定承諾が完了した場合、場所、入社日など必ずわかりやすく記載しましょう。
件名
内定承諾および入社案内について
本文
[応募者氏名] 様お世話になっております。
株式会社●●の●●です。
内定のご承諾、誠にありがとうございます。以下の通り、入社のご案内をさせていただきます。
入社日: [日付]
勤務開始時間: [時間]
勤務地: [住所]
持ち物: [必要な持ち物]
ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
入社日を楽しみにしております。[応募者氏名] 様と共に働ける日を、社員一同心待ちにしておりま
す。
○○株式会社
人事部 ○○担当
○○ ○○
住所:東京都○○区1-2-3 ○○ビル○階
電話番号:○○-○○○○-○○○○
FAX番号:○○-○○○○-○○○○
URL:https://~
メールアドレス:○○○○○@○○○○
内定辞退への返信メール
内定辞退の連絡が来た場合でも、必ず丁寧な対応をしましょう。
件名
内定辞退のお申し出について
本文
[応募者氏名] 様お世話になっております。
株式会社●●の●●です。
この度はご丁寧にご連絡をいただき、ありがとうございます。
非常に残念ではございますが、[応募者氏名] 様のご決断を尊重いたします。今後のご活躍を心よりお
祈り申し上げます。またの機会がございましたら、ぜひご応募いただければ幸いです。
○○株式会社
人事部 ○○担当
○○ ○○
住所:東京都○○区1-2-3 ○○ビル○階
電話番号:○○-○○○○-○○○○
FAX番号:○○-○○○○-○○○○
URL:https://~
メールアドレス:○○○○○@○○○○
選考辞退への返信メール
選考辞退の場合でも、丁寧な対応を心がけましょう。
件名
選考辞退のお申し出について
本文
[応募者氏名] 様お世話になっております。
株式会社●●の●●です。
この度はご丁寧にご連絡をいただき、ありがとうございます。
非常に残念ではございますが、ご決断を尊重いたします。今後のご活躍を心よりお祈り申し上げま
す。またの機会がございましたら、ぜひご応募いただければ幸いです。
○○株式会社
人事部 ○○担当
○○ ○○
住所:東京都○○区1-2-3 ○○ビル○階
電話番号:○○-○○○○-○○○○
FAX番号:○○-○○○○-○○○○
URL:https://~
メールアドレス:○○○○○@○○○○
インターンシップ合格メール
他のメールに埋もれないように、合格ということがわかる件名にしましょう。
件名
インターンシップ合格のお知らせ
本文
[応募者氏名] 様
こんにちは、株式会社●●の●●です。
先日はオンライン説明選考会へのご参加ありがとうございました。ワークを元に選考した結果『合
格』とさせていただきます。おめでとうございます。
次回は1Dayインターンとなります。1Dayインターンの日程につきまし
ては、アンケートの希望日程を元に調整させていただきましたので、参
加可否について必ずご返信をお願いいたします。
※まだ予約は確定しておりません。ご返信いただいた時点で予約確定と
なります。
★参加可否について、本メールに返信をお願いいたします。
1)下記日程で参加可能な方:参加可能の旨、ご返信ください。
2)日程変更をご希望の方 :日程変更の旨、ご返信ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1Dayインターン(オンライン)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【開催日時】●月●日●●:●●~●●:●●
【用意するもの】用意するもの
【服装】私服推奨
【使用ツール】Zoom
詳細については、予約確定後にご案内いたします。それでは、ご返信お待ちしております。
**************************************
○○株式会社
人事部 ○○担当
○○ ○○
住所:東京都○○区1-2-3 ○○ビル○階
電話番号:○○-○○○○-○○○○
FAX番号:○○-○○○○-○○○○
URL:https://~
メールアドレス:○○○○○@○○○○
採用業務でメールを活用する際に、注意するべきポイントがいくつかあります。以下にポイントについて解説します。
応募者からのメールには迅速に対応しましょう。
問い合わせや、面接日程調整に迅速に対応することは、候補者に「きちんと自分のことを考えてくれているんだ」と候補者の信頼感を築くことができます。また、候補者が自社に高い興味と関心を持っている間に返信することで、他社への流出を防ぐことができます。
他にも、メール対応を迅速にすることで、採用プロセスをスムーズに行うことができます。
他の業務で手が回らない場合は、一次回答をしておくことで、確認はしている旨を候補者に伝えることができます。その時間さえ無い場合、一次回答のメールを自動化、アウトソーシングするなどの解決方法があります。
説明会や面接の前には必ずリマインドメールを送信しましょう。リマインドメールを送信することで、重要な情報と予定を再確認させることができます。それにより、選考辞退者を減らすことに繋がります。
リマインドメールは、面接日時の2〜3日前、書類選考の1週間前がベストです。それぞれに適したタイミングで送ることが重要です。
メールは応募者がメールを受け取りやすい時間に送信することが重要です。よって、平日の日中、特に午前9時〜午後5時までがおすすめです。
多くの人がメールを日中に確認するため、上記の時間に送信することがおすすめです。また、仕事の勤務時間中にメールを送信することで、候補者に安心感を抱かせることができます。
例えば、休日であったり、メールが20時ごろに送られてくると「この会社はこんな時間、休日まで働いているんだ」とブラック企業ではないのかといった印象を与えてしまいます。
メールを日中に送ることが難しいなどという場合は、メールの送信スケジュールをあらかじめ設定して、平日の日中に送るようにしましょう。
「人手が足りないけれど、採用業務にかける時間がない」、「採用のノウハウがなくて進まない」といった悩みを抱えた企業様は「CrowdMooveアシスタント」がおすすめです。
Crowd Mooveでは、「Crowd Mooveアシスタント」というアウトソーシングサービスを提供しており、バックオフィスを初めとした様々な業務をアウトソーシングできます。
もちろん、採用業務もアウトソーシング可能です。採用業務では、求人媒体の選考から、書類選考、面接までの全てをアウトソーシングできます。もちろん、メール返信業務のみのアウトソーシングも可能ですので、必要な業務を必要な分だけアウトソーシングできるため、コストの軽減も可能になります。
また、どんな業務でも一律1時間2,200円でアウトソーシングすることができ、専属PMが一気通貫して担当します。
もし採用業務でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。
料金 一律1時間2,200円 対応可能業務 ・バックオフィス
・人事
・採用
・カスタマーサポート
・マーケティング
・営業
本記事では、採用担当者向けに、採用メールの書き方・注意点を例文と共に紹介しました。
メールの内容によって、候補者の企業への印象は左右されます。メールのテンプレートをあらかじめ用意しておくことで、誤字脱字、情報不足などのリスクを減らすことができます。
テンプレートを活用することで、採用業務負担を大幅に軽減することができます。しかし、それでも、時間が足りないという場合は、メールの自動化や、アウトソーシングを活用することで候補者からのメールにすぐに対応することができます。
自社の悩みを明確にして、自社に合った対処法を実践してください。
Contact
お客様のリソース不足における課題解決をサポートします。お気軽にご相談ください。
メールでのお問い合わせ
info@crowd-moove.jp(平日・土日09:00〜19:00)