【具体例あり】ビズリーチの成功報酬などについて詳しく解説

        【具体例あり】ビズリーチの成功報酬などについて詳しく解説

優秀な人材を採用したい場合のおすすめのサービスがビズリーチです。ビズリーチは、会員がお金を払って、登録しているため、転職意欲が高く、優秀な人材が多く登録されています。ただし、ビズリーチの成功報酬にいくらかかるのか、と気にある人事担当の方もいるのではないでしょうか。

結論、ビズリーチは理論年収の15%の成果報酬型です。コストが高いか低いかを考えるかは、企業次第ですが、求人する年収が高いことから、報酬はある程度高くなります。また、他の人材紹介サービスと比較すると85万円/6ヶ月の基本使用料金があり、割高になってしまいます。

しかし、コストが高くなる代わりに、様々なメリットがあります。そのメリットを活かす方法や、注意点について本記事では解説していきます。

ビズリーチの特徴と活用するメリット

ビズリーチには、他の人材サービスにはない特徴・メリットがあります。これらについて以下で解説します。

  • ハイクラス層・即戦力となる人材が豊富
  • 専任コンサルタントのサポートがある
  • 企業が調節スカウトできる
  • 採用までのスピードが早い

ハイクラス層・即戦力となる人材が豊富

冒頭でも触れましたが、ビズリーチの特徴・メリットとして挙げられるのは、「ハイクラス層・即戦力となる人材が豊富である」という点です。

ビズリーチのデータベースに登録される人材は全てビズリーチ独自の審査基準を通過しています。ビズリーチの審査基準として、年収に条件が設けられています。登録者の多くは年収750万円以上の年収があり、年収1000万円以上の登録者も他の人材サービス媒体よりも豊富です。

このことから、ある程度の年収を稼げるスキルと経験を持っている人材が登録されていると言えるでしょう。年収の下限が決められているため20代、30代の利用者は多いわけではありませんが、若くして高収入を得ているという点で、高いスキルを備えているでしょう。

以下にビズリーチに登録されている人材の年収と年代の割合を記載します。

年収帯ベスト5

現在の年収割合
500万円32.2%
750-1,000万円22.4%
600-750万円16.3%
500-600万円15.7%
1,000-1,500万円10.5%

年齢別

年齢割合
21-30歳29.1%
31-40歳39.4%
41-50歳23.3%
51-60歳8.2%

出典:株式会社ビズリーチ『30代・40代のビズリーチ会員レポート

専任コンサルタントのサポートがある

ビズリーチでは、企業ごとにヘッドハンターと呼ばれる専任のコンサルタントが付き、採用に関する助言や提案を行います。ビズリーチはダイレクトリクルーティングですが、専任コンサルタントがいるので、人材紹介に近い面もあります。

専任コンサルタントは企業と求職者の間に入ってサポートしてくれます。専任コンサルタントが間に入ることで、交渉がスムーズになります

企業が直接スカウトできる

ビズリーチの特徴として、ダイレクトリクルーティングができる点です。他の人材紹介会社のように、担当者が企業に適切だと思う人材をアテンドする形ではなく、企業が直接メールなどで、ほしい人材にアプローチをすることができます。

人材紹介サービスでは、絶対にほしい人材を紹介できるとは限りません。しかし、ダイレクトリクルーティングでは、企業が望む人材にアプローチをかけられるため、企業と求職者双方にミスマッチが起きにくくなります

採用までのスピードが早い

ビズリーチでは、登録者がお金を払って登録しているため、登録者の転職意識は他のサービス媒体に登録されている人材よりも高いです。

また、現年収750万円〜1,500万円未満の約3割が「転職潜在層」と呼ばれています。転職潜在層とは、明確な転職時期を設定せず、良い求人や会社があれば転職を検討する人材のことです。

よって、現在の環境よりもより良い求人、会社とマッチすれば、登録者はすぐに採用することができるでしょう

ビズリーチで成功した事例

ビズリーチで成功した例を以下で取り上げます。

引用:bizreach

株式会社ヤマト

課題

  • 欲しい人材を、求人媒体や人材紹介会社の利用だけで採用するのは非常に難しいと感じていた

選んだ理由

  • 求人媒体や人材紹介会社を利用した採用活動では、自社が求めるスキルと価値観がマッチしづらく、採用効率が悪いと感じていた
  • ビズリーチのサービスは「スカウト型」なので自社にマッチする可能性が高いと感じた

導入後の効果

  • 採用ニーズに合う候補者を効率的に見つけられるようになった
  • 採用活動の効率化により、採用プロセスにかかる工数や採用コストを削減できた
  • 現場の声やニーズを把握し、採用活動に反映できるようになった

ビズリーチを利用する際の注意点

ビズリーチの特徴やメリットを紹介しました。しかし、うまく活用しなければ、デメリットが発生し安いです。そこで、以下にビズリーチを利用する際の注意点について解説します。

  • コストが高くなりやすい
  • 採用までのスピードを意識する

コストが高くなりやすい

ビズリーチの注意点として、「コストが高くなりやすい」ことが挙げられます。

ビズリーチの料金体系は成功報酬体系を取っており、ひとりあたりの理論年収から15%を報酬としています。よって、採用人数が増えるにつれて採用コストが肥大していきます

多くの人材を採用する場合、採用した場合のコストを事前に把握して、予算内での最適な採用戦略を取ることが必要です。また、報酬についての詳しい算出方法については本記事で解説しています。

採用までのスピードを意識する

ビズリーチでの採用はスピードを意識しましょう。上記で示したように、ビズリーチに登録している人材は転職意欲が高く、良い求人と出会ったら、すぐに採用が決まってしまいます

また、優秀な人材ほど、求人が多く集中するため、すぐに採用が決まってしまいます。自社の求める人材にマッチしていたり、優秀な人材だと思った場合は、できるだけ素早くスカウトを送信しましょう。また、採用スピードを早くする方法について本記事で解説しています。

ビズリーチの料金体系

ビズリーチは他サービスに比べて、コストがかかりやすいです。以下では、ビズリーチの報酬体系について詳しく解説します。報酬体系を知ることで、採用コストを把握できます。

ビズリーチの報酬体系については以下の通りです。

基本料金
85万円/6ヶ月(15万円/1ヶ月)入社成功報酬
理論年収の15%追加スカウトメール料金
10万円/20通

基本料金の内に400通のスカウトメール分が含まれていて、追加でスカウトメールを送りたい場合に、料金がかかります。

以下では、理論年収について解説します。

<理論年収とは>
採用者の基本給・所定外労働手当の12カ月分年間の賞与、交通費以外の諸手当、報奨金および一時金
など

<理論年収の算出>
月収が30万円(諸手当:5万円)、賞与2ヶ月分の場合
35万円×12ヶ月+60万円=480万円

<理論年収と実質年収の違い>
理論年収は基本給の金額だけでなく、各種手当やボーナスを含む年収
の総額のことです。これは、税金や社会保険料などの控除を考慮せずに計算されるため、基本的に給
与明細に記載される総額に該当します。
基本給をベースに手数料を計算してしまうと、人材紹介会社から提示された手数料が想定よりも高く
なる可能性があります。

次に、実際にかかる料金の例を記載します。

基本料金に加え、100通のスカウトメールを追加して、理論年収800万円の人材を採用した場合の料金を考えます。

月額基本料金850,000円
追加メール料金{(500-400)÷20}×100,000500,000円
理論年収800万円8,000,000×0.151,200,000円
合計料金2,550,000円

以下に他サービスとの比較を記載します。

採用手法料金概要特徴
ビズリーチ基本料金
85万円/6ヶ月(15万円/1ヶ
月)入社成功報酬
理論年収の15%追加スカウ
トメール料金
10万円/20通
自社の求める人材に必ずアプローチをかけれる良い人材に出会え
る可能性が高い
人材紹介会社理論年収の25~35%自社が求める人材が紹介されない可能性がある採用が確定しない
限り紹介手数料が発生しない
求人広告掲載広告掲載費用
年間数百万~数千万選考に
かかる人件費
求人のノウハウが必要全ての採用行程を自社内で行う必要があ
る母集団形成が難しい

ビズリーチを活用する方法

ビズリーチはダイレクトリクルーティング形式のため、成功のためには、企業側の工夫が重要です。以下では、ビズリーチを活用するためのポイントについて解説します。

  • 登録プロフィールを充実させる
  • スカウトメールでコネクションを構築させる
  • スカウトの初めにポジション・年収を伝える

登録プロフィールを充実させる

企業の登録プロフィールを充実させることは、求職者の第一印象を良くするために重要です。

  • 企業概要
    企業のビジョン、ミッション、価値観を明確に記載しましょう。入社前に、これらの企業概要を知ることは重要です。
    価値観やビジョンに共感を得られない場合、社員のモチベーションの低下や、早期離職のリスクが高まります
  • 業務内容
    求人情報に詳細な業務内容を具体的に記載します。求職者が自分のスキルや経験がどのように役立つかをイメージしやすくなります
    「ソフトウェア開発において、新しいプロジェクトをリードしていただきます」といった具体例を挙げます。
  • 職場環境
    職場の雰囲気や福利厚生についても詳しく説明し、魅力的な職場環境をアピールします。
    例:「フレックスタイム制度、リモートワークの導入、社員交流イベント」など。
  • 社員の声
    現在働いている社員の声や成功事例を紹介することで、信頼感を高めます。
    例:「入社してから3年でプロジェクトマネージャーに昇進しました」など。
  • 平均年収
    転職を考える上で、平均年収を知ることは重要な要素の1つです。ダイレクトリクルーティングを成功させたいのであれば、隠すことなく企業の情報を載せることが重要です。

スカウトメールでコネクションを構築させる

スカウトメールを送る際には、ただの求人情報の通知ではなく、コネクションを構築するためのメッセージを工夫することが重要です。

  • パーソナライズ
    受け取る側が自分に特別に送られたと感じるように、求職者のプロフィールを読み込んで、その内容に触れたパーソナライズされたメッセージを作成します。
    例:「〇〇さんの〇〇の経験が我々の〇〇プロジェクトに最適です」と具体例を挙げます。
  • 具体的な理由
    なぜその求職者に興味を持ったのか、具体的な理由を明示します。
    例:「あなたの〇〇の経験が我が社の〇〇プロジェクトに最適です」と具体的な理由を示します。
  • 問い合わせの促し
    メールの最後には、質問や関心がある場合にすぐに返信できるようなフレンドリーな一言を加えます。
    例:「興味があれば、ぜひご連絡ください。お話しできるのを楽しみにしています」

最初にポジション・年収を明確に伝える

スカウトメールの初めにポジションと年収を明確に伝えることで、求職者の関心を引きやすくなります

  • 具体的な役職
    求人ポジションを具体的に記載し、求職者がどのような役割を期待されているかを明確に伝えます。また、ポジションを伝えることで、入社した際のイメージをしやすく、求職者の候補に入る可能性が高まります。
    例:「シニアソフトウェアエンジニアとして、チームをリードしていただきます」。
  • 年収の幅
    年収については具体的な数字か、幅を示すことで、求職者が自分の希望条件と合致するかどうかを即座に判断できるようにします。
  • 透明性の確保
    初めに重要な情報を提供することで、企業の透明性を示し、信頼感を高めます。
    例:「年収や福利厚生についての詳細はお話しの中でお伝えします」。

ダイレクトリクルーティングがうまくいかないならCrowdMoove

引用:株式会社Crowd Moove

「ダイレクトリクルーティングがうまくいってない」、「人材が確保できていない」といったお困りごとがある場合、CrowdMooveアシスタントをおすすめします。

Crowd Mooveでは、「Crowd Mooveアシスタント」というサービスを提供しており、バックオフィスを初めとした様々な業務をアウトソーシングできます。また、どんな業務でも一律1時間2,200円でアウトソーシングすることができ、専属PMが一気通貫して担当します。

人材が不足していて、業務が回っていないといったお困りごとがある企業様は、お気軽にご相談ください。

料金一律1時間2,200円
対応可能業務・バックオフィス
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・カスタマーサポート
・マーケティング
・営業

まとめ

本記事では、ビズリーチの紹介から、報酬形態、活用方法までを解説しました。

ビズリーチでは、登録している人材が一定以上の年収をすでに取得していることから、優秀な人材がいる可能性が高いことや、転職潜在層にアプローチすることができます。しかし、優秀な人材を確保するためには、企業側の様々な工夫が必要です。

また、ビズリーチは、コストが肥大化するリスクがあるため、報酬体系について詳しく知っておくべきです。予算内での最適な活用をしてください。

     

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