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投稿日:2024.10.17(木)
更新日:2024.10.28(月)
目次
データ入力という作業は企業に直接的な利益を生まないものの、時間のかかる作業であり、効率化したいもののひとつではないでしょうか。たとえば、具体的に以下のような悩みを抱えている企業もあるでしょう。
「データ入力業務を安定して請け負ってくれる先がほしい」
「人員不足のため、従業員に少しでもコア業務をさせたい」
「実行する従業員と都合が合わず、希望日にデータ入力が完了できなくて困っている」
そんな時は、データ入力代行サービスを使ってみるのも1つの手です。
データ入力代行サービスとは、文字入力・データ入力・集計・リスト化など、あらゆるデータ入力業務をアウトソーシングで請け負うサービスのことです。
データ入力代行サービスでは、一体どのような業務を依頼できるのでしょうか。
具体的な業務内容と料金相場を確認してみましょう。
以下は、データ入力代行サービスの一般的な業務内容です。
このように、データ入力代行サービスでは、時間や労力のかかる多くの業務を依頼することができます。基本的には、文字や数字の単純入力、データのリスト化が中心です。
データ入力は依頼する作業内容や規模によって費用相場が変わってきます。そこで、代行の種類別に料金相場を確認してみましょう。
以下は、料金の記載がある会社を調査し、その料金相場を表にまとめたものです。
代行の種類 費用相場 文字入力 0.3~0.5円/文字 ページ入力 800円/ページ データベース入力 35円 アンケート入力・集計 【一問一答】0.8円/問【複数回答】3円/問【自由回答】0.4円/文字 応募はがき入力 【4項目】8円【8項目】9.5円 データ集計・グラフ作成 400円/設問 スキャニング 4円/枚 名刺・名簿入力 【10項目】50円 レイアウト入力(A4サイズの場合) 700円/枚 データスキャン(ADF・200dpi) 【モノクロ】4~5/枚【カラー】8~11/枚 データスキャン(フラットヘッド・200dpi) 【モノクロ】15~22/枚【カラー】23~31/枚
一般的に、納期やクオリティにより価格は変動します。そのため、代行業者に相談し、希望に沿った最適な提案をもらうとよいでしょう。
また、他にも多くのデータ入力サービスがあるため、上記の表で紹介されていない場合は、独自に探してみてください。もし、見つからなかったとしても、依頼をすれば対応してくれる企業は多くあるため、まずは相談してみましょう。
次に、弊社Crowd Mooveのデータ入力代行サービスをもとに、業務代行を導入した場合と、導入しなかった場合の比較をおこなってみます。ここでは、人件費と売上のそれぞれで比較をしてみます。
初めに、業務代行を依頼した場合の外注費と、依頼しなかった場合の人件費の比較をしてみましょう。
社員Aの人件費を月30万円、社員Aの受け持っているデータ入力業務を160時間要するものであると仮定し、その業務を外注したとします。弊社では、1時間2200円で業務代行を行っているため、業務を外注した場合の費用は
¥2,200×160=¥352,000
となります。ここでは、人件費と外注費では外注費の方が少し上がってしまいます。
しかし、実績を積んだ専門家に依頼することで、効率が上がり、社員Aよりも短い時間で業務が完了できる可能性があります。これが従量課金制だった場合、代行先の作業時間を100時間と想定すると、外注費は人件費よりも下がります。
また、実績や経験が多い業者には、低価格で依頼を引き受けている企業もあるため、社員がデータ入力業務を行った場合よりもコストを抑えられる可能性があります。
さらに、外注した場合は、採用コストや育成の工程が不要であり、離職リスクがないため、時間やコストの削減につながります。
次に、外注した場合と、そうでない場合の売上を比較してみましょう。
項目 外注前 外注後 月間の売上 240万 320万円 外注費用 ー 10万円 年間の売上 2880万円 3840万円 年間の外注費用 ー 120万円 年間の利益 2880万円 3720万円
ここでは、社員Bの売上を月240万、事務作業を月40時間、営業活動を月120時間であると仮定します。営業活動時間が月120時間であることから、社員Bの1時間の売上は、2万円となります。
事務作業40時間を外注した場合、1時間2500円と仮定し、トータルで10万円の外注コストがかかるとします。
その場合、社員Bは40時間を営業時間に使うことができ、80万円の売上が見込めます。また、年間に比較した場合、外注費として120万のコストがかかりますが、960万円の売上が見込めます。費用対効果としては、840万円の得だと言えます。
このように、データ入力作業を外注した場合、会社の生産性の向上につながることが想像できるかと思います。また、離職リスクがないという点は、安定したリソースの確保につながるため、企業の安定性が向上すると考えられます。
ここでは、データ入力代行を導入した場合の3つのメリットをご紹介します。メリットを理解したうえで、企業に適した業務代行サービスについて考えてみましょう。
データ入力は、直接的な利益が生まれない業務であるとともに、時間を要する業務です。先ほどの人件費や売上の比較からもわかるように、その業務を外注することによって、多くの時間を主要業務に当てることができるようになり、売上の向上が期待できます。
また、外注することによって採用コストや業務を行うための教育が不要になるため、コストの削減にもつながります。さらに、離職リスクがないという点は、会社の安定につながるため、会社の成長が期待できる要素だと言えるでしょう。
データ入力は誰でもできる仕事ではありますが、作業員によって品質や速さに差が出る仕事でもあります。データ入力代行サービスは、実績を積んだ専門家がデータ入力作業を行うため、正確で質の高い成果物が期待できます。
また、経験や実績を積んだ専門家は、正確で高効率に作業するためのノウハウも持っているため、外注する方が作業時間の短縮につながり、企業全体の効率化の向上につながる可能性が高いです。
「3日後までに資料が必要になったが、作業時間を確保できなくて間に合わない」などの、急を要するお悩みにも業務代行サービスは解決してくれます。データ入力代行サービスは、作業を必要なときに行うため、顧客の要求や期限に応じて作業時間を調整できます。また、一部の業者は、短納期での対応を可能にするために24時間体制を整えていたり、追加料金を支払うことで即日納品にも対応しています。
これにより、急なスケジュール変更や従業員が手一杯のときでも、本来の業務を中断させることなく、必要なデータ入力作業を希望日に完了させることができます。さらに、大量のデータを処理する必要がある場合や、逆に少量のデータを迅速に処理する必要がある場合など、必要な量を必要な分だけ依頼することができる柔軟な企業も多くあります。
データ入力代行サービスの価格は、活用方法によって変動します。
「できるだけコストを安く済ませたい」と考える人は以下の3つの点に注意しましょう!
データ入力代行サービスは、専門家による高効率で時間をかけない仕事が大きなメリットですが、短納期の依頼は費用が高くなってしまうケースが多いです。
この傾向は、どの業者にも共通することですが、注意しておきましょう。
データ入力代行サービスは、オプション次第で、依頼料金が高くなります。そこで確認しておきたいのが、提出する資料の状態です。例えば、手書き書類のデータ化を依頼する際、提出する資料の文字が読み取りづらい場合や、古い言葉が多く使われている場合には、追加で料金がかかることがあります。
また、資料を振り分けるところから行う必要があるため、資料が整理されていなかった場合も追加料金が発生する場合があります。
9月〜3月までの期間は、税務申告期間や会計期間終了などの理由により、外注する会社が増加します。
企業によっては繁忙期に価格設定を高くしているため、コストを抑えたい人は注意しましょう。
ここまで、データ入力代行サービスの価格相場やメリット、コストを抑えるポイントなどについて触れてきました。次は実際にどの業者に依頼するのが希望内容に適しているのかについて、企業の特徴を比較しながら考えてみましょう!
今回紹介するのは以下の13社です。4つの観点から、それぞれに特化している代行業者を厳選し、まとめました。
【価格が低い】
1.Crowd Moove
2.うるるBPO
3.シスプロデータプロ
【対応が速い】
1.リスモン・マッスル・データ
2.クラリテ
3.ナレッジデータサービス
4.パーソナルテンプスタッフ
【高精度かつ高セキュリティ】
1.リードコンピュータサービス
2.プロセスマネジメント
3.HELP YOU
4.アレスクリエイション
【幅広い業務への対応が可能】
1.東京反訳
2.東京ステップ
項目別に各企業の特徴を確認していきましょう。
初めに、低コストでデータ入力代行を依頼できる会社を3社紹介します。
1.Crowd Moove
2.うるるBPO
3.シスプロデータプロ
【従量課金制で低価格かつ、依頼後12時間以内に着手可能】
・サービスの特徴
Crowd Mooveの特徴は、従量課金制を採用しているという点です。そのため、高い自由度で必要な分だけサービスを利用することができます。また、依頼してから1時間以内の返信、12時間以内に着手可能など迅速な対応も特徴の1つです。また、実行スタッフへのデータ入力研修を行い、社内で合格した高いスキルを持った専属担当が付き、毎日コミュニケーションが取れるのも魅力です。
・利用料金
従量課金制
1時間2200円と低価格
出典:株式会社うるるBPO
【コスト重視や短納期の案件にも対応可能】
・サービスの特徴
うるるBPOは、データ入力に特化した代行サービスです。国内外の入力センターの他に在宅ワーカーなど幅広い選択肢を持っており、コスト重視や短納期の案件に対応できる点が特徴です。また、29,000件の作業実績をもっているため、品質に関しても安心して依頼することができます。
・利用料金
案件にもよるが、料金は低価格
出典:株式会社シスプロ
【業界最安値水準の代行業者】
・サービスの特徴
シスプロデータプロは、中国のエントリーセンターと連携しており、「業界最安値水準」を売りにしているデータ入力代行会社です。また、プライバシーマーク認定を取得しているため、セキュリティ面にも安心して依頼できます。さらに、最短2営業日納品が可能であり、納期スピードが速いことも特徴の1つです。
・利用料金
料金は低価格
次に、対応スピードに定評のある会社を4社紹介します。
1.リスモン・マッスル・データ
2.クラリテ
3.ナレッジデータサービス
4.パーソナルテンプスタッフ
【金融機関も認めるBPOサービス】
・サービスの特徴
リスモン・マッスル・データは、多くが10年以上のデータ入力経験のあるベテランのオペレーターで構成されています。そのため、エラー率が極めて低く、高効率ですばやい対応が特徴です。また、国内のメガバンクや大手金融機関などとの取引実績があり、 データエントリーなどのBPO (ビジネスプロセスアウトソーシング)を行っているのも特徴の1つです。
・利用料金
料金は低価格
出典:クラリテ株式会社
【対応スピードが速く、大手企業から個人まで幅広い対応が可能】
・サービスの特徴
クラリテは、お問い合わせから最速当日中に着手可能な対応スピードの速さが特徴です。また、プライバシーマーク認定事業者なので、セキュリティ面でも安心して依頼することができます。さらに、官公庁や公社、大手企業から中小企業、個人にまで幅広い実績があるため、さまざまな依頼に対応可能です。
・利用料金
案件にもよるが、料金は低価格
【最短3日の納品が可能で、調査分析などが得意】
・サービスの特徴
ナレッジデータサービスは、専任スタッフが一括処理をするため、スピードが速く、最短で3日での納品が可能です。また、大学との取引が多いため、研究データや調査分析が充実しています。さらに、PDCAサイクルを回せる分析提案が可能です。
・利用料金
料金はやや高め
【24時間・365日対応】
・サービスの特徴
パーソナルテンプスタッフは、24時間・365日対応のデータ入力代行会社です。豊富な人材とインフラをもち、勤続年数の長いスタッフと短いスタッフをバランスよく配置することで、入力レベルに偏りのないスピードやクオリティを保っています。
・利用料金
料金は要問合せ
続いては、高精度なデータ入力や、セキュリティに力を入れている会社を4社紹介します。
1.リードコンピュータサービス
2.プロセスマネジメント
3.HELP YOU
4.アレスクリエイション
【39年以上の実績があり、高精度なデータ作業】
・サービスの特徴
リードコンピュータサービスは、日本国内でデータ入力業務を39年以上担っている実績のある企業です。また入力に関しては、一人目の入力が終わった後に別のスタッフが検査入力するダブル入力方式を採用しております。以上の点から高精度のデータ作業を可能にしています。
・利用料金
料金は高め
2度入力が基本のため、見積もり金額も2度入力の費用となります
【高精度な入力作業で、業務改善コンサルティングも実施】
・サービスの特徴
プロセス・マネジメントは、入力精度99.9パーセントと謳っている、高精度な入力作業が特徴です。さらに、第三者機関の「DXアドバイザー」資格を取得した専門家もおり、オール電子化に向けた業務改善コンサルティングも実施しているのも特徴です。
・利用料金
料金は高め
出典:株式会社ニット
【高クオリティの納品物。海外での現地調査や翻訳業務も得意】
・サービスの特徴
HELP YOUは、高クオリティの納品物が特徴です。また、プライバシーマーク認定も取得しているため、セキュリティ面も安心して依頼することができます。さらに、世界33カ国に日本人スタッフが在中しているため、現地調査や翻訳業務なども得意としているのも特徴です。
・利用料金
料金は一般的
【機密性の高いデータの入力専門】
・サービスの特徴
アレスクリエイションは、官公庁や大手企業の実績が多く、機密性の高いデータ入力代行を得意とする会社です。データ入力処理はすべて100名の正社員がセキュリティ管理されたオフィスで行っています。さらに、社内セキュリティを見学できる体制にしているため、多くのクライアントから信頼を得ているのも特徴です。
・利用料金
料金は要問合せ
そして、幅広い業務に対応している会社を2社紹介します。
1.東京反訳
2.東京ステップ
出典:東京反訳株式会社
【幅広いテープ起こしに対応可能】
・サービスの特徴
東京反訳は、テープ起こし・文字起こしに対応する会社です。独自試験に合格した約750名のワーカーが在籍しており、日本語に限らず英語や多言語・裁判法廷用、AI学習用など幅広いテープ起こしに対応しているのが特徴です。
・利用料金
料金は要問合せ
出典:株式会社東京ステップ
【データベースの管理や構築に対応可能】
・サービスの特徴
東京ステップは、データベースの構築・管理に対応している会社です。また、独自のデータマッチングシステムを用いることで、お客さまから頂いたデータを迅速に更新することを可能としています。さらに、約145万件の企業データを保有しており、お客様のニーズに合わせてデータ提供を行っています。
・利用料金
料金は要問合せ
4つの観点に特化した、おすすめの代行業者を紹介しました。
おさらいすると、以下の13社です。
【価格が低い】
1.Crowd Moove
2.うるるBPO
3.シスプロデータプロ
【対応が速い】
1.リスモン・マッスル・データ
2.クラリテ
3.ナレッジデータサービス
4.パーソナルテンプスタッフ
【高精度かつ高セキュリティ】
1.リードコンピュータサービス
2.プロセスマネジメント
3.HELP YOU
4.アレスクリエイション
【幅広い業務への対応が可能】
1.東京反訳
2.東京ステップ
データ入力代行は、企業によって価格やサービス内容がさまざまです。まずは、自社の課題やニーズを把握しましょう。そして、その希望をもとに、気になった会社があれば、まずは1度問い合わせを行ってみてください。
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